長く続いた梅雨も明け、本格的な夏の到来を迎えた今月。
休日や夏期休暇を利用して、
旅行や趣味に没頭したり、さまざまなアクティビティに参加する…。
むしろ、夏は、大人のための季節ともいえます。
そんな夏のひとときを、今年は京都で過ごしてみては
いかがでしょうか?
京都の夏は、7月から始まった祇園祭につづき、
8月も多くの祭りや伝統行事で、街全体が賑わいます。
お盆を締めくくる8月16日には、
東山に現れる大文字で有名な「五山送り火」も行われます。
この五山の送り火ですが、夜闇に浮かび上がるのは
大文字だけではありません。
京都を囲む5つの山に、計6つの文字が浮かび、京の夜を彩るのです。
8月の16日の20時に、東山の「大文字」が点火され、
その次に松ヶ崎の西山と東山の「妙」と「法」の文字、次に西加茂の「船形」、
そして大北山の「左大文字」に続き、曼荼羅山の「鳥居形」と5分おきに次々と点ってゆく。
その様子は、圧巻です。
地元では、丸い盃に注いだ酒に、大文字を映して飲むと
無病息災に過ごせるともいわれています。
その様子にさえも、なんとも風情を感じる方も
多いのではないでしょうか。
せっかくの大人の夏休みです。
レジャーやバカンスはもちろん、
しっとりとした日本の夏を味わってみるのも
よいかもしれません。
今年の夏は、一味ちがった大人の愉しみを
発掘しましょう。