2024.10.01(TUE)

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骨格診断アナリストに教わる、30代〜40代・
はじめての骨格タイプ診断と着痩せテクニック講座

CONTENTS

  1. 改めて知りたい骨格タイプ診断とは
  2. 骨格のタイプ別に特徴を解説
    • チャートで簡単診断をしてみよう!
  3. 骨格タイプ別、おすすめの着痩せコーデとは
    • ストレート
    • ウェーブ
    • ナチュラル
    • 骨格診断を踏まえておしゃれを楽しむコツ
  4. 骨格タイプ別、目立つ部位やダイエットのコツ

身体の特徴から、自分自身の魅力を引き出してくれるファッションアイテムを導き出すメソッド「骨格診断」。
自分の骨格に合わせたコーディネートをすると着痩せして見えたり、垢抜けた印象になると評判になり、最近ではファッション通販サイトでも骨格診断を取り入れた検索表示をつけたりと、聞き馴染みのあるワードに。今回は、改めて骨格診断についてレクチャーしてもらいました。

お話を伺ったのは…

Fumiko Yamada さん

骨格診断上級認定アナリスト、パーソナルスタイリスト。
外資系アパレルブランドの販売員から、出産を機にパーソナルスタリストへ転身。
骨格診断・パーソナルカラーサロン「F★STANDARD」主宰。骨格診断講師や、個人コンサルティング、雑誌やアパレルECサイトの企画監修、YouTube、テレビ出演など、メディアでの活動も多い。

HP:https://www.f-standard.jp
Instagram:@fstandard.fumiko

改めて知りたい骨格タイプ診断とは

「骨格診断は、身体全体の特徴から、骨格を3つのタイプ、 “ストレート”、“ウェーブ”、“ナチュラル”の3タイプに分け、タイプ毎の得意なファッションと苦手なファッションを説明するものです。」と、パーソナルスタイリストで骨格診断講師のFumikoさん。

骨格診断は、年齢によって診断結果が変わることはなく、身長が高い低い、太っている痩せている、は関係がないのだそう。
また、〇〇タイプだからスタイルが良い、垢抜けているといったこともなく、あくまで身体全体の特徴を捉え、魅力的に見せるスタイルを提案する診断であると話します。
女性にも男性にも適用できるため、服選びに迷いたくない、効率的に自分にあった服を選べると、パーソナル診断を受ける男性も急増しているんだとか。
最近では、さらに細かくタイプを分ける7タイプ、9タイプなどもありますが、今回は基礎中の基礎、3タイプを詳しく解説していきます。

骨格のタイプ別に特徴を解説

骨格タイプは3タイプに分けられ、それぞれに特徴があります。それぞれ詳しく解説してもらいました。

骨格ストレート

ストレート

バスト、腰、ヒップの位置などが高い上重心
身体の身幅に対して横からの厚みがある立体感を感じるボディ
骨は小さく、肌はハリと弾力があるのが特徴。
太腿はしっかりとしていて、ひざ下は細い。手足が小さめ。

骨格ウェーブ

ウェーブ

バスト、腰、ヒップの位置などが低い下重心
身体の身幅に対して横からの厚みが薄い、柔らかな曲線を描くボディ。首が長く、くびれが目立つのも特徴。
太腿より、ふくらはぎにつきやすく、肌は脂肪を感じさせる柔らかな質感です。

骨格ナチュラル

ナチュラル

全体的に四角形のようなフレーム感があるスタイリッシュボディ
筋肉や脂肪などの肉感はあまり感じられないが、骨が太く大きく、関節も目立つ
鎖骨や肩甲骨などの骨が目立ち、手足が大きく感じるのも特徴です。

チャートで簡単診断をしてみよう!

まずはチャートで簡易的に自分の骨格をチェック!あなたはどの骨格に当てはまりますか?

ここでFumikoさんからアドバイスが。

「私のところに骨格診断にいらっしゃる人の中には、自己診断と私の診断が違って驚く方も少なくありません
特に最近は、
肩幅が広いから絶対にナチュラル!
下半身にボリュームがあるからウェーブ!
など、SNSなどで出回っている情報だけで自己診断をしている方も多いですが、骨格診断は全体のバランスや肌の質感を見て診断するもの。
ある一部分の突出した特徴だけで判断はせず、迷ったらプロの診断を受けることをおすすめします。」

あくまでチャートは目安。もし判断に迷ったらプロの手を借りてみましょう!

骨格タイプ別、おすすめの着痩せコーデとは

自分の骨格タイプに合ったコーデを組めば、着痩せして見えたり、垢抜けた印象になる骨格診断。
より着痩せする組み合わせを、スカート、パンツ、ワンピース別にFumikoさんにアドバイスをしてもらいました。

ストレート

「ストレートさんは適度に厚みがありハリ感のある素材を選ぶのが着痩せのポイント。透け感のある薄手の素材、地厚すぎる素材、シワ感が得意ではありません。アイテムはベーシックなものを選ぶことで、スタイルアップが叶う骨格です。」

スカート編

「Iラインやセミフレアなど、体のラインが真っ直ぐ見えるスカートを履くことで痩せ見えしやすいストレートさん。
ウエストにボリュームの出る、ギャザーや2タック以上のあしらいがあるスカートはさらにボリューム感のある雰囲気になってしまうので、痩せ見えの観点から言うと避けた方が良さそう。」

パンツ編

「パンツもストレートラインが得意です。ワイドも太すぎないセミワイドを選びましょう。センターラインが入っていると脚長効果も期待できます。また、ハイウエスト過ぎないものが似合います。
パンツもなるべくノータックや1タックまでのものを選び、ウエストにボリューム感のないデザインを選びましょう。フルレングス・9部丈が得意です。」

ワンピース編

「タイトすぎず、ゆったりしすぎずのIラインシルエットのワンピースを選ぶか、ウエスト位置がマークされている、適度にボディコンシャスのワンピースがおすすめ。
シャツワンピースはスッキリして見えるアイテムのひとつ。
胸下切り替えのワンピースは、ボリュームアップして見えがちなので、着痩せには向きにくいアイテムです。」

ウェーブ

「ウェーブさんは、薄く柔らかく落ち感のある素材が大得意。スタイルアップをするためには、全体を重たい印象にしないことが大切。張り感や硬い素材が苦手です。
シアー、ツヤ、光沢素材や適度な肌見せをすることで、垢抜けた印象になります。」

スカート編

「ギャザーやマーメイドスカートなど、フレア感のあるスカートが得意です。長いスカートを選ぶときは素材感の薄い、透け感のある軽やかな印象のものを選び、足元は軽く見せるとよりスタイルアップに。
地厚でハリの強い素材、ウエスト位置がわからないような着こなしは、下重心を強調しやすいので、体のラインがある程度出る着方やハイウエストのものを選ぶのがポイント。」

パンツ編

「ウェーブさんは、パンツよりスカートの方が似合う種類が多いです。もし仕事などでパンツ着用のシーンがあれば、足首に向けて細くなるテーパード、もしくは薄く柔らかい落ち感のある細身のストレートやセミワイドなどを選びましょう。ハイウエストがスタイルアップのポイントで、ノータックかワンタックまでがおすすめです。
地厚でボリュームがある素材は重たく、着られ感が出やすいです。流行りのオーバーサイズを取り入れる時は、薄く柔らかく軽い素材のものを選ぶのがポイント。」

ワンピース編

「ワンピースは幅広く選べるウェーブさん。バスト下に切り替えがあるもの、ティアードなど、フワッとした印象のワンピースがお似合いです。手首や足首を見せることで、着痩せやスタイルアップ効果も。
ハリ感のある生地と、切り替えが何もないものは要注意。寸胴に見えてしまったり、垢抜けない印象になってしまう可能性が高くなります。」

ナチュラル

「ナチュラルさんは、リラックス感を感じるスタイルが得意です。リネンやツイードなどの風合いのある素材や、生地をたっぷり使ったボリュームのあるアイテムなども得意です
薄くて柔らかな素材、体のラインが出るコンパクトサイズを着ると、骨やフレーム感が目立ってがっちりしてしまいがち。ゆとりのあるサイズ感が着痩せのポイントです。」

スカート編

「ナチュラルさんは、たっぷりとした生地感のスカートが似合います。腰回りにギャザーやタックがたっぷり入ったもの、マキシ丈など、重さがあるスカートを選ぶと、しっかりした骨感を程よくカバーしてくれます。ピッタリとしたタイトスカートや薄地のものなどは苦手なので、避けた方がベターです。」

パンツ編

「腰回りにタックが入っているもの、ワイドパンツがよく似合います。ストレッチが強く入った柔らかい素材や、足のラインが見えるスキニーは、骨感が目立ちがっちり見えするので、程よいゆとり感のものを選びましょう。」

ワンピース編

「ボックスシルエットなど、体のラインが出過ぎないものを選んでください。ジャストサイズを選んでしまうと、体のフレームが強調され、たくましく見えてしまうことも。
しっかりとした生地で、ボディラインを見せすぎないデザインを選んでみましょう。」

骨格診断を踏まえておしゃれを楽しむコツ

ただ、好きな服なのに、骨格的に似合わないと諦めてしまうのはちょっと寂しいかも?
「骨格診断で一番重視すべきなのは服の素材感です。たとえ苦手な形でも、素材を選べば似合わせることができます。なので、どうしても着たい服があるなら、素材は守り、またその他を全て得意なものにするなどして、バランスを見ておしゃれを楽しむのがおすすめです。」

ちなみに、自身の骨格はナチュラルだというFumikoさん。何かコーディネートで気にしていることはあるのでしょうか?
「コーディネートで気をつけているのは、上下ジャストサイズを避け、膝やすねなどの骨が大きく目立つところは出さず、出しすぎないことで着痩せに繋げています。きちんとしすぎると寂しく地味見えするので、アクセサリーをプラスしたり、着崩し感を出すなどして、リラックス感を心がけています。」

骨格タイプ別、目立つ部位やダイエットのコツ

さて、これまでタイプ別に痩せ見えコーデを教わってきましたが、実際に痩せたい人のために、骨格別のダイエット方法についてアドバイスを聞いてみました。

「ストレートさんは、二の腕や前もものハリ感が強く出がちなのと、お腹に肉がつきやすく、肉感的な印象に。ただ、筋肉がつきやすいので、きちんとダイエットしたら綺麗に痩せられる骨格です。

ウェーブさんは、下腹や下尻に肉がつきやすいので、お尻周りを気にされる方も少なくありません。スカートや得意な素材感などでカバーをしてあげましょう。筋肉がつきにくいので、筋トレの成果が出難い人が多く、ボディメイクは短期的な結果を求めずに計画的にやるのが良さそう。

ナチュラルさんは、太ると身体のパーツと言うよりも全体的に大きくなり、また筋トレをすると筋肉よりも骨やフレーム感の方が目立つ為、がっしり見えがちです。ただ、2~3kg増えてもあまり印象が変わらず気付かれにくいです。急激なダイエットをすることで、骨感がより目立ちやすくやつれて見えてしまうので、ダイエットは徐々に行うことをおすすめしています。」

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