髭剃りによる肌荒れに悩み続けた40代がたどり着いた、最新の敏感肌用シェーバーの実力。

2024.6.27(Thu)

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敏感肌の男性たちに人気の
ヤーマンの温剃りシェーバー「ホットシェイブ」が、
この春、より優しい剃り心地にパワーアップ!
30年以上髭剃りによる肌荒れに悩み続けた
40代ライターがその使い心地をレポートします。

髭剃りによる肌荒れに悩み続けた
40代がたどり着いた、
最新の敏感肌用シェーバーの実力。

CONTENTS

  1. 40代まで悩み続けたカミソリ負けの歴史
  2. カミソリ負けの原因と治し方、予防法を調べてみた
    • 原因と治し方
    • カミソリ負けの予防と対策
  3. ヤーマンの「ホットシェイブ スキンプロ」をつかってみた
    • 敏感肌のための“温剃りシェーバー”とは
    • 使い方と使い心地をレポート
    • カミソリとの比較したメリット&デメリット
  4. まとめ

CONTENTS 01

40代まで悩み続けた
カミソリ負けの歴史

高校生の頃、朝のルーティンワークになった髭剃り。敏感肌だった私は髭剃り後に決まって凄惨な肌荒れをおこしていた。かゆくなったり、ヒリヒリしたり、出血したり、赤いぶつぶつができたり、いわゆる「カミソリ負け」の日々はその頃に始まった。

思春期の悩みは恋や進路に代表されるが、私にとってはカミソリ負けも深刻な悩みのひとつだった。

※画像はイメージです。

カミソリ負けを克服しようといろいろ試してみた。
肌に優しいと聞き、電動シェーバーを購入。しかしヒゲの濃い私にとって電動シェーバーの剃りは浅く、昼過ぎになるといわゆる青ひげの状態になってしまう。
満足のいく結果は得られなかった。

剃らなきゃ解決!と開き直ってヒゲを生やしてみたこともある。しかし、周囲の反応から絶望的にヒゲが似合わない顔であることを知る。すぐに剃り落としてしまった。

電動シェーバーもしっくりこない、ヒゲも似合わない私が次に検討したのはヒゲ脱毛だった。しかし、いつかヒゲの似合う男になる日が来るかもしれないという希望を捨てきれず、踏みとどまった(その日はまだ来ていない)。

髭剃りが朝のルーティンワークになってからはや三十数年。結局、解決策はみつからず、40代になった今でもヒゲ剃りの悩みは続いている
私にとって、ひげ剃りの歴史はカミソリに負け続けた歴史でもある。

CONTENTS 02

カミソリ負けの原因と治し方、
予防法を調べてみた

原因と治し方

赤み、痛み、かゆみ、ぶつぶつなど不快な症状が現れるカミソリ負け
おもな原因はカミソリによって肌が傷つけられること。一見、平らに見える肌の表面は実際には細かくでこぼこしているため、シェービングの際に肌が傷つきやすい。さらに傷口から細菌が侵入することで、さまざまな症状が引き起こされるのだそう。

肌の表面をやさしくなでるようなタッチでシェービングしているつもりでも肌が荒れるのはなるほどそのためか。

カミソリ負けの治し方は、患部の冷却、保湿などが一般的で、炎症を抑える市販薬も有効。それでも症状が改善しない場合は色素が沈着して黒ずみが残ってしまう可能性があるそうで、皮膚科の受診が望ましいとのこと。

カミソリ負けの予防と対策

このままカミソリに負け続ける人生でいいのか。いや、もうひげ剃りで悩みたくない。
予防と対策について真剣に調べてみた。

  • 入浴中に剃る

    これはあらゆるところで推奨されている方法。ヒゲは温まることで柔らかくなり、毛穴も開くため剃りやすく、肌表面を清潔にすることで細菌が入りにくくなる。
    肌荒れ対策という点では効果がありそうだが、ヒゲの濃い私の場合は、前日の入浴時のひげ剃りでは翌日の昼には青ひげになってしまう。
    また、鏡をみながらシェービングすることに慣れているため、風呂場で剃り残しなくキレイにシェービングをこなす自信がない(風呂場の鏡はいつも曇っている)。
    それに何より恐い。刃物で顔を剃る行為をノールックでこなす勇気はない。

  • 剃り方に注意する

    ヒゲの流れに沿ってやさしく剃る、いわゆる「順剃り」が肌に優しい剃り方とされている。
    しかし、順反りでは深剃りができないためヒゲの濃い私には向かない。

  • ひげ剃りの間隔を空ける

    剃刀負けした状態でヒゲを剃ると肌へのダメージが蓄積され、症状が悪化する可能性があるためひげ剃りの間隔を数日空けるといいらしい。
    しかし、これもヒゲの濃い私には現実的な対策とはいえない。2日目の状態で会社に行けば上司に怒られかねない。

  • 電動シェーバーをつかう

    T字カミソリとくらべて肌への刺激が少ないためカミソリ負けを予防することができる。
    しかし前述したとおり、電動シェーバーを試した経験はあるがそれほど深く剃れなかったことと、T字ほどではないがカミソリ負けを克服するには至らなかったことで手放した経験がある。
    でもそれは、20年以上昔の話。今は電動シェーバーの性能もよくなっているかも… 淡い期待を抱きながら情報をかき集めた結果、良さげな商品が見つかった。
    ヤーマンの温剃りシェーバー「ホットシェイブ スキンプロ」である。

CONTENTS 03

ヤーマンの
「ホットシェイブ スキンプロ」を
つかってみた

敏感肌のための
“温剃りシェーバー”とは

温剃りシェーバー「ホットシェイブ スキンプロ」は2024年3月に発売されたばかりの敏感肌のための電動シェーバー
「温剃り」は、高周波のRF(ラジオ波)で肌とヒゲを温めながら剃ることができるため肌への刺激が少なく、また、「温めて剃る、使うたび、美肌。」というコンセプトが示すとおり美肌効果も期待できるという。

※化粧品併用にてRFモードを用いて6週間使用したときのうるおい効果実感のこと

電動シェーバーには大きく分けて「往復式」と「回転式」があるが、ホットシェイブ スキンプロではより肌への刺激の少ない「回転式」を採用している。回転式は「深剃りができない」ことが弱点とされているが、当製品ではホットシェイブシリーズ初の81枚刃を搭載し深剃りが可能とのこと。

ボディカラーはホワイト。前モデルはいかにもメンズ用シェーバーな見た目のブラックボディだったようだが、洗面所に置いたときにさりげなくなじむホワイトのほうが個人的には好み。少し大きめのボディの重量は約255g(ヘッド装着時)とほどよくズッシリしており、高級感がある。手のひらで安定する確かなグリップ感もよい。

テニスラケットのグリップサイズで握りやすい(※個人の感想です)

美肌効果については正直本当かなと感じつつ、カミソリ負けに悩む敏感肌のじぶんにこれ以上のシェーバーはないだろう。ということで、さっそく使ってみた。

使い方と使い心地をレポート

まずシェービングフォームを顔にまんべんなく塗り、電源ボタンを長押しする。ピピッという小気味よい電子音とともに起動した本体からはキュイーンという控えめな駆動音が聞こえてくる。と同時にヘッドの中心部がSFチックにクールに赤く光り、RF(ラジオ波)の発動を告げる。

ヘッドの中央部で鮮やかに赤く光る。白いボディに映える

ヘッドをかるく肌にあて、円を描くように回転させる。まずは頬のあたりから始め、アゴの方へと舵を切る。鼻の下などの狭い場所は3つある回転刃のうちのひとつをつかって小さく回転させる。大きめの回転刃ゆえに広い範囲を大胆に剃り進めるのは爽快だが、逆に狭い場所となると多少コツがいる。使い始めのころは少し手間取ったが、1週間ほどでスムーズに剃れるようになった。

RF(ラジオ波)によって温められたシェービングフォーム越しに肌をなでる感覚は心地よく、まるで床屋で顔剃りをしてもらっている感覚。剃り味はなめらかで、ヒゲを剃っているときの刺激をほぼ感じないため不安になるほどだが、ジョリジョリと確かにヒゲが剃られている音はする。

シェービング後は洗顔をしてシェービングフォームを洗い流し、化粧水などでしっかりスキンケア。私はヤーマンのモイストローションをつかっているが、肌がもちもちして気持ちいい。

ヤーマンのモイストローション。
ホットシェイブ スキンプロとの相性は抜群な気がする

そして気になる剃り具合だが、驚くほどよく剃れていた。それにもかかわらず、カミソリ負けがない。ひげ剃り後に触れてもヒリヒリしない肌にうれしくなって何度もさわってしまう。※個人の感想です。

防水仕様(IPX7)なので使用後は本体をジャバジャバ水洗いできるのもうれしい

すこし残念に感じた点は、本体を立てて置くことができないこと。充電は本体の底の部分にケーブルを直接差し込むもので常に寝かせて置く形になる。充電スタンドのようなものがあればと思うが、現在はないようだ。

カミソリとの比較した
メリット&デメリット

ただし、T字カミソリと比較してすべての点で優れているかといえばそうではない。
ヒゲ剃りに要する時間はT字カミソリのほうが短く済むだろう。寝坊した時間のない朝はT字カミソリが無難かもしれない。
また、ヒゲを思いどおりにデザインしたい場合などのシェービングには不向きだろう。あくまで全体剃り向きといった印象

もう一点、使い方に多少のコツがいることもデメリットとして挙げておこう(慣れてしまえば問題ないことではあるが)。

ただし、これらは「ホットシェイブ スキンプロ」のデメリットというより、回転式シェーバーの宿命といえる。

それでも「ホットシェイブ スキンプロ」にはカミソリでは味わえない爽快な剃り心地があり、深剃りも可能、カミソリ負けのリスクが低いことなど加味すれば、上であげたデメリットを差し引いたとしても充分お釣りがくるだけの価値はあると感じる。とくに敏感肌でカミソリ負けに悩まされ続けているひとにとって、これ以上はない待望のシェーバーだろう。

別の商品にはなるが、濃いヒゲを目立ちにくくしてくれるという光美容器もあるらしく「ホットシェイブ スキンプロ」と併用するのもアリかもしれない。

40代のおじさんに芽生えた美意識は止まらない。

CONTENTS 04

まとめ

「ホットシェイブ スキンプロ」は剃り心地がものすごく気持ちよくて肌に優しいだけでなく、深剃りもちゃんとできるからエライ。剃刀負けのないキレイな肌(自分比)で外に出るのはなかなかよいものだ。すっかりこの商品のトリコになってしまった。

これまで、ひげ剃りは永遠に続く毎日のノルマと感じていたけど、まさかひげ剃りをたのしく感じる日がくるとは思わなかった。できることなら、思春期のころの自分にプレゼントしたいくらいイイ感じ。ベストバイでした。

「ホットシェイブ スキンプロ」、カミソリ負けに悩む人にホントおすすめです。

YA-MAN Beauty-Plus
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